教科書の挿絵と近況と

涼しくなりました。
この前までお昼から干した洗濯物もカラッと乾いてくれていたけど 最近は微妙に湿っている感が・・・。

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大日本図書さんの令和2年版 小学校生活「たのしいせいかつ」のイラストを 24点描かせていただきました。
 
以前も言ったきがしますが、教科書やドリルの挿絵が子どものころから好きでした。
おもしろくない勉強も挿絵が少し入るだけでなんだか楽しくなり、挿絵のない場所には自分で描き足したりしていました。

そんなだったので小学高学年から徐々に絵が減っていく教材を寂しく思っていました。
内容がより詰まってくるから仕方ないのでしょうね。
でも代わりに教科書とはべつにあった資料集には絵や写真がたくさんあったのでよく眺めていました。
中でも石器時代、縄文弥生時代の絵や写真がすきだったのを覚えています。
だからといって今べつに詳しいわけではないのですが・・・。

今自分がさせて頂いているのはそんな子どものころの延長上のお仕事です。
楽しく勉強するための教科書に彩りを加えられるうれしさ。
ご指名いただけて担当の方とご一緒するのも楽しみのひとつです。

今回公開した大日本図書さんのお仕事、全部ではありませんがHPのお仕事ページにも少し公開しております。
これからも子どもたちの勉強の側にある絵を描いていきたいです。
そんな感じですので、教育系の出版社のみなさま、これからもどうぞよろしくお願い致します。

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 先月あたりからipad proを使用してマンガやイラストを描いております。


気楽に落書きを描くために買ったのですが、外で作業をしなくてはいけない状態となり思い切ってCLIP STUDIO PAINTをipad proにも導入してみました。
これが思いの外使いやすく仕事が捗るのです!
図ではマンガ作業のことを描いていますが、現在進行中のデジタルイラストの方でもバンバン活躍中です。
pcのタブレットで絵を描くと腱鞘炎になってしまいデジタル絵から離れていたのですが、ipad proでの作業は今のところ負担なさそう。
自分に合っているのかも知れないですね。
買ってよかったなぁ。

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今、外出先でのスケッチにはまっております。

こちら2点は新大久保。

そのへんにふつうに売ってるぺんてるのサインペンとマルマンのスケッチブックを使用しています。
貧乏性だからかどこででも手軽に入る安い画材での制作だと気兼ねなく描けるのでいいです。

ラベルを描くのが好きなので描いたりメモしたり。
少し前に生真面目な性格が出てきてしまい、「人に見せれるよう、ちゃんとしたものを描かなくては」と気負って描けなくなっていました。
しだいに"絵を描く"ことが自分の負担になり、このまま自分は描けなくなるのでは・・・と悩んだりも・・・。
幼少の頃から毎日描き続けていた絵というものから気持ちが離れてしまう。
ショックでした。

でも創作への気持ちは抑えきれず、近所の陶芸教室に掛けていって無心になって何かを作っていました。
で、できたのがこちら。
・・・・
なんでしょうこれは。
自分でもよくわかりません。
気づいたら出来上がっていました。
この抜けた顔。
ある意味"どうでもいいや"と思いながら作ったもの。
でもこの"どうでもいいや"を作ったのを期に肩の力が抜け、また絵を描く姿勢に戻ることができました。

柔軟性を忘れてはいけませんね。
それから、いつもと違うものに触れること。
それも大事なのかもしれません。

今回戻ってこれたキッカケとなったこの人形。
私にとって大切なものになるかも知れません。

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