児童書「コケシちゃん」の挿絵を描きました
久しぶりの更新です。  寒くなりましたね。   お仕事情報です。   小学中学年向け児童書の挿絵を描きました。  「 コケシちゃん 」佐藤まどか/作 木村いこ/絵( フレーベル館 )        スイスからやってきたどう見ても日本人の女の子と  日本の小学生との交流のお話です。  それぞれのちがいに驚き、確かめ合っていく過程がおもしろいです。  主人公くるみに共感し、コケシちゃんのカッコ良さに感心し、  マコちゃんの自由さに憧れたり楽しい作品でした。  読後、クラスメイトの出井くんの存在が気になりだし  しばらく彼のことを考えたりしていました。  とても魅力的な作品なので是非ご覧になって下さい。    今年の夏から秋口にかけて、体調を崩し心身ともに弱っていたところ、  お話を頂き乗り切る助けになってくれました。       自分の絵に対する不満も感じていた時期だったので、一度自分の絵を見直すことに。  画材や素材をいろいろ試し悩みながらも  紙に触れ鉛筆や絵の具、クレパスで自分の手が汚れニオイが  染み付いていく感覚がなんとも心地よく、どこかホッとするものがありました。         そんなかんじで出来上がったのがこの本の挿絵です。  木に絵を描いたり、鉛筆画を描いたりアクリル絵の具を使ったり  デジタルも少し使ったりしました。  初めてのアナログ作品でのお仕事です。(お仕事以外ではアナログは描いていました)  そういう意味でも思い入れが強い作品となりました。    表紙に使用した木製コケシ人形たちですが         実物はこれくらいのサイズだったりします。      だいたい3cmくらい。  かわいらしいのです。   完成した本を送って頂いた時に担当の編集さんから  お話に出てきたパリパリ最中(形状は違いますが)も頂きました。       食べる直前にあんこを最中の皮に挟んで食べるタイプのものです。  本当にパリパリで美味しい!お餅入りでした。  お茶の時間が楽しみで仕方ありません。