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11月, 2010の投稿を表示しています

駄菓子

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小学生の頃、お小遣いはなかった。 でも駄菓子を買いに行く時だけ100円貰っていた。 近所には駄菓子屋が3件ほどあって、どの店もばあちゃんがやっていた。 私がよく通ってたのは一番遠い位置にあるお店。 品揃えが3件中一番良く、子どもたちはそれを知っているので ガキンチョのたまり場みたくなっていた。 店構えはボロい小屋のようなところで、壁がところどころトタンでできていた。 暑い夏も凍えるような冬も店の戸は開けっ放しで いつでも店の一番奥におばあちゃんがちょこんと座って 私たち子どもを迎えてくれた。 まず最初に潰れたのは私の家から一番近くにあった駄菓子屋さんだった。 あそこで買ってもらった発泡スチロールで出来た飛行機を今も憶えている。 もっと行っておけば良かったと思った。 次に潰れたのは2番目に近かったところか。 店の番をしていたおばあさんが亡くなったからだった。 一番遠くにあって、よく通っていたお店も今はもうないと思う。 そんな駄菓子屋さんを思い出そうと、そのために描いたラクガキです。 店内もうちょっと鮮明に覚えているのに、絵で描ききれなかった。 また描こう。 そしてその流れもあって昨日スーパーの駄菓子コーナーを物色していた。 買ったのはチロルミルクヌガーとねるねるねるね。 ねるねるねりました。 なつかしい。 黄色い粉と水と青い粉を混ぜて練ったら緑色のメロンソーダ味に! てーれってれー そら黄色と青を混ぜたら緑になるわな。 とか思ってしまう私は大人になってしまいました。 当時色が変わるという不思議に感動していたのに…。 ねるねるねるねが元で小学生の理科の実験好きな子どもやったのに。   とか思いながらも練り食べるんですけどね。 ねるねるねる 忘れた頃にまた買って食べると思います。 たしか数年前に食べた時も同じセリフを言ってた気がする。

おばあちゃんと団子

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久しぶりにおばあちゃん絵(うちのばあちゃんじゃないです) お年寄りってシワやシミはあるけど 意外と肌質きれいだったりして驚きます。 うちのばちゃんもシミが多いけれどツルツルで羨ましいくらい。 湯上りの卵肌には惚れ惚れするものがあります。 お年寄りの肌は素敵。

昔々その昔

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幼い頃から絵本が好きでよく図書館通いしていました。 児童書、特に昔話が好きなこどもでした。 今思うと冒険活劇より、どことなく少し奇妙で怖い日本昔ばなしの方が 好きだったのかもしれません。 うちは昔ながらの日本家屋で仏壇や神棚の存在、 障子、天井や床の木目、薄暗い物置、軋む床や階段など ある意味気味悪い要素満載の家で育ちました。 祖父母と暮らしているので、昔から伝わるお話や言い伝えなど 知らないうちにもたくさん聞いてきたと思います。 昔ばなしの方がシックリくるのはそれが理由だったのかもですね。 そんな環境で育ったところに、もともとのビビリの性格も手伝って お化けも幽霊はもちろんちょっとした暗がりや物音にも敏感になり あるのかないのかわからない影にいつも怯えていました。 「なにかいそうな気がする」とかすぐ思ってしまうのですw わからないものごとに常に理由を欲しがってしまう。 しかし最近何かをキッカケに 自分を育ててくれた昔話や言い伝えを大切にしたいなぁと思うようになりました。 (いまいちそのキッカケがわからないのですが…^^;) 今のところそれらを「人に伝えていきたい」という思いはないのですが、 自分の中でどう消化させ栄養としていくことが出来るかに 目を向けようかなと思い始めました。 霊的なものの存在を信じる信じないではなく、 漠然と怖がっていたことの捉え方を変えて自分の中で育てていけならなと。 まだ上手く言えないですが、いつか形にしていけたらいいな。 そんな感じで今昔話を読んだり、まんが日本昔ばなし見たりしてます。 前回言いそびれていたのですが、 メールフォームからメッセージ下さったかたありがとうございました。 あたたかいお言葉にほっこり。 マイペースにですがこれからもぼちぼち更新してゆきます。

お墓参りでのできごと

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今日はばあちゃんとお墓参りに行ってきました。 うちのお墓は自転車で3分くらいのとこなので 気楽にお参り出来て良いです。 ◯お墓参りの時の持ち物 お供えするお花(今日は家でとれた菊)線香、ライター、必要ならロウソク、ゴミを入れる袋、ハンカチ (本気で掃除する時は軍手、草掻き、竹熊手、日本手ぬぐい、スポンジ…etc) お寺の門をくぐる時の決まりごとは「合掌して十回南無阿弥陀仏言うこと」 なむなむ 着いたら私はバケツに水を入れお墓まで運ぶ係。 ばあちゃんは先にお墓に行って掃除をしかける係。 うちのお墓は木村家先祖の墓、じいちゃん方の先祖の墓、兵隊さんの墓の3つ。 なのでバケツの水はたくさんいる。 途中汲み足さなくてはならんが、それでもたっぷり用意しなくてはなりません。 でかいバケツにナミナミと入れられた水。 それを少し離れたとこにある木村家の墓まで運びます。 慎重に、慎重に… ふぅ、無事こぼすことなく運び終え… バケツにヒビが…! おかげで左足が水浸し。冷たいです。寒いです。   ここからは時間との勝負 漏れてる水がバケツからなくなるまでに墓での作業をしなくては 慣れてるのでとても早いんですけどそれでも焦りました。 なんとか全てなくなるまでに使いきりました。ふぅ 2つ目のお墓へ向かいます。 その前に私は水汲み場でバケツを新しいのに交換し水を汲み入れる。 目の前の塀の裏側で人の話し声が聞こえる。頭も少し見える。 こども…?の話をしているようなんだけどよく聞こえない。 …なんとなく気になったので興味本位で塀の向こう側を覗いてみた。   だれもいない   なのに声だけはしている。 二人くらいで会話しているかんじでした。 ちょっと気味悪くなったので、 水をいっぱい汲んだ後足早にばあちゃんのとこに戻りました。   しばらく掃除などしてるとまた声が…? 頭をあげると また塀の向こうにいます。 こっちに移動してきてるし。   …ちょっと、…どうしようかと思いました。   その後は3つ目の兵隊さん(ばあちゃんのお兄さんたち)のお墓にお参りして 最後に門を出る時に拝んで何事も無く帰りました。    途中落とし物(ラ